概要

フリー素材と感慨

「壁紙」と呼ばれる機能は、Windows 3.0ではじめて実装されたもので、画面の背景の上に、ユーザの好みの画像を常時表示しておくことのできる機能である。当時新鮮なものとして受け止められ、その後のバージョンにも引き継がれた。デスクトップは机の上を意味するので厳密に言えば壁紙という用語は不自然なのだが、「窓」(ウィンドウ)が開かれるためか慣習でこのように呼ばれている。そのためMacintoshでは同様のものをデスクトップピクチャと呼称する。Mac OS Xではデスクトップパターンは廃止されたため、デスクトップの背景はデスクトップピクチャのみとなった。デスクトップに画像を貼らない場合や従来のMac OSで使われていたデスクトップパターンも含め、単にバックグラウンドや背景と呼ぶ場合もある。

ほとんどのデスクトップシステムではデスクトップの背景として単一色を指定できる。KDEやGNOMEのような一部のシステムは色のグラディエントを指定できる。初期のMac OSでは、デスクトップに画像を張り込むことはできなかったものの、デスクトップを模様で塗りつぶす機能があり、ユーザがピクセル単位で好きな模様を編集できた。これをデスクトップパターンという。この機能は現在のMac OS Xには引き継がれていない。また、Windowsでも、デスクトップを任意の色で塗りつぶすことができる。

アイコンは、初心者がコンピュータインターフェースを操作するのを容易にするために、1970年代にゼロックス・パロアルト研究センターで最初に開発された。後にアイコンで操作されるインターフェースは、アップル社のマッキントッシュによって一般にもたらされる。現在では主なオペレーティングシステムにおいて、ユーザへの情報を表示するためにアイコンベースのGUIを使用している。

世界初のバナー広告とされているのは、1994年10月にウェブ雑誌HotWired上に掲載された、電話会社AT&Tのものとされる。引き続きIBM、Sprint、MCI、ボルボなどの各社が次々とHotWiredと広告契約を結び、以後バナー広告は爆発的に広まった。ほどなくしてアニメーションGIFなどにより多少の動きをもたせた広告も登場した。バナー広告の積極的な利用により利益を上げ、インターネットブームの到来に寄与したのがYahoo!やネットスケープコミュニケーションズである。Yahoo!はウェブディレクトリや検索エンジンといったサービスを無料で提供する一方でバナー広告を掲載し、バナーを中核に据えたビジネスモデルを構築した。その後Yahoo!の成功を手本にして様々なサービスが立ち上げられ、インターネットの可能性は大きく広がった。

フリー素材からスピーチへ

フリー素材を題材にしたスピーチを行うべく、様々な発想を巡らせた。フリー素材の歴史、フリー素材の意義、フリー素材の主な目的などだ。フリー素材自体は、ウェブサイトの歴史とほぼ同時期に始まったとも言える。つまり、ウェブサイトを始める人々は何らかの装飾をしなければならないのだが、当時は情報も技術も乏しかった。そこで彼はまず他のサイトに使われている素材や画像を拝借していたが、同じような画像が目立つようになってきた。そういった流れに目をつけた、当時は一握りのイラストレーター達が、自分でオリジナルの画像を作り無料で配布し人気を集めたのである。その流れは現在ではSNSやブログなどの情報発信にとって変わってきている。誰しもインターネットを通じて、自分の価値を広く知らせることができるようになった。


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